春になり桜も咲いてきましたね。
桜の薄ピンク色は見ていて心が癒やされますよね。
今回は日本人の心をくすぐる色についてご紹介していきたいと思います。
日本には古代から「伝統色(和色)」というものがあります。
伝統色の起源は日本の季節、染織物、絵画など多くのものから生まれています。
冒頭で取り上げた桜の色も伝統色の1つです。
古来より、日本人は色彩感覚が豊かと言われています。
その理由は、以下の理由が挙げられます。
当時の染色技術は天然染料で行われていました。鮮やかで濃い色は手間もコストもかかります。特に紫色と紅色は染色の手間や染料が多く必要になります。日本人は色に対する美意識は高かったと考えられますね。そのため華麗な色は身分の高い人、質素な色は一般庶民というように自然と分かれていきます。
日本には四季と呼ばれるように季節がはっきりとしています。
色と関連付けると、
【春】
桜色(さくらいろ)#FEEEED
紅梅色(こうばいいろ)#E86B79
若葉色(わかばいろ)#E8EC98
【夏】
薄浅葱(うすあさぎ)#A2D7DD
若竹色(わかたけいろ)#7CC28E
露草色(つゆくさいろ)#71A4D9
【秋】
茜色(あかねいろ)#B7282E
柿色(かきいろ)#DE6A1C
栗皮色(くりかわいろ)#6A4028
【冬】
銀鼠(ぎんねず)#BBBCBF
消炭色(けしずみいろ)#524E4D
朱色(しゅいろ)#EF454A
このように季節の植物や景色などが伝統色となっています。その季節の移ろい、儚いものを美しいと感じるというのが日本人の心だとされています。それが色を見た時に、まるでその情景を思い出すように表れてきます。
例えば春の場合、日本人の象徴でもある桜を見た時に
「日本人だな」と感じるということがあると思います。
それは伝統色の桜色によって引き出される物でもあるということなのです。
デザインの参考に伝統色を取り入れてみませんか?
きっと趣がある物が作れます。
もちろん眺めているだけでも癒やされますよ。
http://www.colordic.org/w/
こちらのサイトはシンプルに伝統色の名前やカラーコードがわかりやすく記載されています。
http://nipponcolors.com/
ボタンをクリックするとサイト全体の色も変わりヴィジュアル面もおしゃれになっています。
今回は伝統色について記載しました。
何気なく見ていた色にも奥深いルーツがあったんですね。
日本人の心と伝統色は繋がり合っているので、これからも私たちを感動させてくれるでしょう。
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