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病気で髪を失ったこどものためにウィッグを作る活動「ヘアドネーション」とは

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その他

病気で髪を失ったこどものためにウィッグを作る活動「ヘアドネーション」とは

 

いやぁ、夏になりましたね。

 

夏になると髪を切りたくなりますよね。こう、夏に向けてスカッとさわやかに。
自分は結構すぐに髪を切りたくなっちゃうタイプなので、もうこの時期になると周りがびっくりするほど髪を切ってしまったりします。

 

でも、せっかく伸ばした髪を切ってただ捨てるのも勿体ない。「ヘアドネーション」というボランティア活動があるのをご存知ですか?海外では結構前からあった活動らしいのですが、最近では日本でもJHD&CというNPO団体が中心となって積極的に行われているそうです。よく髪の長かった女優さんがヘアドネーションをしたと話題になるそうなので、聞いたことのある方、自分もやったことあるよという方いらっしゃるかもしれませんね。

 

実は自分も先日、ヘアドネーションしてきました。なので、ヘアドネーションについてご説明しつつ、その時のお話をしたいと思います。

 

 

 

ヘアドネーションとは

世の中には、病気や事故などで髪の毛を失ってしまうこどもがいます。そんなこどもたちに人毛の医療用ヘアウィッグを作って届けようという活動がヘアドネーションです。賛同者が切った髪の毛を提供し、いろんな人の髪の毛を加工業者に送って髪質を均一にし、ウィッグを希望するこどもの頭の形やサイズを計測して、それを元に業者でウィッグを作り、それを賛同サロンでスタイルを整えて希望者の手元に届くのだそうです。

 

提供できる髪には条件があります。

  • 31cm以上あること
  • 完全に乾いた髪の毛

 

このぐらいですね。パーマをしていてもブリーチやカラーが入っていても大丈夫です。引っ張れば切れてしまうほどダメージがなければ、業者に送って加工してもらえますので。くせ毛などの髪質、年齢、性別、国籍なども問いません。よほどのダメージヘアではなく、31cm以上髪の毛があれば誰でも提供が可能だということになります。

 

また、カットしたばかりの髪の毛でなくても大丈夫です。昔髪の毛を伸ばしていて、カットした記念に切って保存しておいた髪の毛など古い髪の毛でも提供可能だそうで、もし処分に困っているのでしたらぜひご協力下さい、とのことでした。

 

詳しくは、JHD&Cのサイトをご確認いただくとよいかと思います。
【JHD&Cホームページ】https://www.jhdac.org

 

 

 

賛同サロンでヘアドネーションしてきた

とはいえ、31cmって簡単に言いますけど結構長いです。自分は元々髪を短くしているほうが好きだったのですが、妊娠を機に「どうせ育児中は美容室とか行ってる暇がないという話だし、今から髪を伸ばしてこの機会にヘアドネーションしよう!」と決心しました。

 

しかし、簡単に考えてましたが、元々ショートヘアにしていた人間には31cmは長かった!そもそも1年以上髪の毛を伸ばすということが初めてだったので、妊娠7ヶ月頃にヘアドネーションを考慮して毛先を切り揃えてから(この時大体髪の長さが顎のラインより少し下ぐらいだった)、3ヶ月後に出産を経て育児に入り、こどもが1歳になる頃には毛先が肩よりも下にきていました。この時点で相当鬱陶しかったのですが、まだ31cmに満たず我慢して更に伸ばし、遂に先日、32cmほどの長さに!やっと髪が切れる!と喜び勇んで賛同サロンにカットを予約しました。

 

先ほどから出てくるこの「賛同サロン」とは、JHD&Cの活動に賛同し、髪の毛を提供するドナーに対してさまざまなサービスを提供したり、先ほども説明したように、ウィッグを希望する方に対して採寸したりウィッグのスタイルカットを行ったりするサロンのことです。このサロンに対して「ヘアドネーションをしたいです」と予約すれば、髪の毛を送りやすい形で切り、そのあとスタイルカットして貰えますし、JHD&Cに送っていただくところまでやってもらえます。普通の美容室で、単に髪の毛をいくつかに縛って切ってもらい、それを持ち帰って自分でJHD&Cに送ることも可能ですが、面倒臭がりの自分にそんな作業ができると思えなかったので、確実に送るところまでやってもらえる賛同サロンを利用しました。

 

賛同サロンの美容師さんからもいろんなお話を聞くことができました。本当にいろんな方がヘアドネーションをなさるそうです。男性でヘアドネーションをした方もいたそうで!珍しいですよね。ただ、私のように「早く切りたい!」と髪に執着がないタイプは珍しかったそうで…(笑)大体の方は、ファッションの一環で髪を伸ばしていたものの、ヘアドネーションの存在を知って「役に立てるなら」と思い提供するのだそうです。それでも、ずっと手入れをして慣れ親しんだ髪を切るのは覚悟がいるそうで、ヘアドネーションの話をしても実際に提供に至るまではそれなりに期間を置いて、気持ちの整理をつける方が多いのだそうです。

 

そう考えると、自分も共に大変な新生児の育児期間を乗り越えてきた髪を、誰か病気で髪の毛が無いことを気にしてるこどものために提供したのだと思うと、感慨深いものがありますね。ともかくそんな、いろんな人のいろんな思いがこもった髪が、誰かの役に立てるのであれば素晴らしいことだと思います。

 

仙台には賛同サロンがたくさんあって、JHD&Cのサイトから検索することができますよ。もし髪の毛を提供したいとお考えでしたら、賛同サロンに相談してみると安心だと思います。
【JHD&Cホームページ検索ページ】https://www.jhdac.org/search/index.php

 

 

 

まとめ

ちなみに自分は肩甲骨ぐらいまであった髪が、現在はがっつりショートヘアになっています。髪の量も多いほうだったので、美容師さんが「これだけあると伸ばすのが大変だったでしょう!きっと喜ばれますよ!」と言ってくださいました。

 

スッキリした髪でこれから暑くなっていくであろう夏を、こどもと満喫していこうと思います!

 

ブログ作成者9
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