本日からモバイルフレンドリーアップデートが開始するとGoogleウェブマスター向け公式ブログが公開しました。
今後、スマホ対応(モバイルフレンドリー)のページがスマートフォン(モバイル端末)の検索結果で上位に表示されるようになります。
スマホ対応ではどのデバイスでも同じHTMLを使用するレスポンシブウェブデザインやPCとスマホで別々のURLを用意する方法などがあります。
今回はPCとスマホで別々のURLを用意した際に設定するcanonicalとalternateタグについて記載します。
PCとスマホで別々のURLとは次のようなことを言います。
PC:http://www.dataplan.jp/
スマホ:http://www.dataplan.jp/sp/
スマホ用のディレクトリ(URL)を用意するなど、PCページとは別のHTMLを出力するような場合です。
このように同じ内容のコンテンツでPCとスマホのURLを分けている場合はユーザエージェントで判別し、PCからのアクセスはPCページ、スマホからのアクセスはスマホページへと適切なリダイレクトの処理を行う必要があります。
リダイレクトの処理はPCとスマホのページで同じコンテンツに対し設定を行います。
例えば、スマホから下層ページへアクセスした際、全てスマホのトップページへリダイレクトしてしまうと間違ったリダイレクトとなります。
この場合、Googleの評価を下げてしまう可能性があり、ユーザビリティ的にも良くないので適切に設定することが大切です。
PCとスマホで別々のURLを用意している場合はアノテーションの追加が重要になります。
アノテーションを追加することで、Googleの検索エンジンに対しPCページとスマホページの関係性を知らせてスマホ用のページがあることをGoogleに教えることができます。
下記にそれぞれのページでのcanonicalとalternateタグの設定について記載します。
※PCとスマホページが存在する全てのページのheadタグ内に設定を行います。
PCページの設定ではalternateタグを使用して、同じコンテンツのスマホページが存在することを教えます。
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<link rel="alternate" media="only screen and (max-width: 640px)" href="http://www.dataplan.jp/sp/"> |
hrefに関係するスマホページのURLを記述します。
これを設定することにより、Googleにスマホ用のページがあることを伝えることができ適切に処理されます。
スマホページの設定ではcanonicalタグを使用して、同じコンテンツのPCページが存在することを教えます。
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<link rel="canonical" href="http://www.dataplan.jp/"> |
hrefに関係するPCページのURLを記述します。
これを設定することにより、このページはcanonicalで指定したPCページのスマホ用ページだということをGoogleに伝えることができます。
上記のようにPCページとスマホページの関係を定義し、それぞれのページが重複したコンテンツではないことをGoogle伝えることが重要になります。
また、設定にあたって注意する点があります。
PCページとスマホページのアノテーションの設定は必ず1対1の関係にしなければいけないので注意してください。
今回は、スマホ対応で別々のURLを用意した時のcanonicalとalternateの設定について記載しました。
スマホのSEO対策として検索エンジンに正しい情報を伝えることが非常に重要なポイントです。
是非、参考にしてみてください。
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