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GitHubがMicrosoftに買収される!?…といっても、具体的にどうなるの?

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GitHubがMicrosoftに買収される!?…といっても、具体的にどうなるの?

 

Microsoft社が6月上旬、GitHubを75億ドルで買収する計画を発表しました。

 

【マイクロソフト、GitHub を 75 億ドルで買収へ | Microsoft 】
https://news.microsoft.com/ja-jp/2018/06/05/microsoft-to-acquire-github-for-7-5-billion/

 

IT系企業では目にしない事がないGitHubというツール。これがMicrosoftに買収されるという事は、なかなかの一大事なのではないでしょうか?

 

しかし、IT系に勤めていても正直何がなんやらわからない、という人もいると思います。正直私もその一人。ただ、GitHubはなかなかお世話になっているので、たまにはちょっとこういう話題にも触れてみようと思います。ちょっとね。先日はやぶさ2を熱く語り過ぎたので「この黒猫のアイコンのやつ何もんだよ」って思われてそうですからね。

 

 

 

そもそも、GitHubとは何ぞや?

GitHubとは、ソフトウェア開発のプラットフォームです。

 

【GitHub】
GitHub https://github.co.jp/

 

Gitはプログラムのソースコードなどをバージョン管理するシステムですが、それを利用した有名なGitホスティングサイトですね。自分はSourceTreeというクライアントとGitHubを連携させて利用しています。GitHubから出ているGitクライアントもありますよ。意外とGitは普及していて、昔自分が知らずに使っていた工程管理のシステムもGitを用いたものだったことがあります。

 

【SourceTree】
https://ja.atlassian.com/software/sourcetree

 

GitHubでプロジェクトを作成し、それをSourceTreeに連携させて作業を進めると、細かく作業の工程管理ができますし他の関係者とのデータ連携も容易です。覚えるまではなかなか大変ですし、未だにちゃんとわかってるとも言いづらいんですが、そんな自分だからこそ全く分からない人にも噛み砕いた説明が出来るかななんて思います。

 

これを導入していると、いつ誰がどういうソースを書いたかとか、どの時点でどういう修正がなされたか、ある時点で作業工程を分岐させて、こっちはこんな風に修正してあっちでは別な修正をして、それを最終的に結合したり、結合させずに片方はいついつ更新用としてそのまま進めてもう片方はその次の更新用として…と、ここまでくると私も複雑で難解になるのでこんがらがってくるのですが、とにかくそんな複雑な管理も可能らしいです。矢継ぎ早に全然違う更新内容が来るとか、更新スケジュールがあらかじめ決まっているとか、そういった更新対応が来る時には便利みたいですね。そうでなくても、以前どんな更新や修正を行ったかが簡単に確認できるのでバージョン管理には無くてはならないツールだと思います。

 

共有が容易に可能なのもメリットですよね。作業データを圧縮してファイル共有サイト経由で送ったり、USBメモリで受け渡ししたりというのが当たり前だった自分には衝撃だったものです。GitHubから最新のものをダウンロードすれば、すぐプロジェクトに参加できるのですから。
自分はこれにプラスしてチャットツールを利用していましたが、GitHubにはそもそもSNS的な側面もあるらしくて、そちらを利用すればチャットツールも要らないのかもしれません。

 

 

 

GitHubがMicrosoftに買収されるとどうなるの?

さて、この辺りは説明がめんどくさそうですね。
MicrosoftによるGitHubの買収は6月4日(米国時間)に発表されました。2018年内に買収が完了する見込みだそうです。そうすると、どうなるんでしょう?

 

MicrosoftのGitHub買収によるメリットは何か。

 

まず、優秀な人材を獲得することができますね。そして、GitHubがMicrosoftの製品に統合されると、GitHubが抱えている2400万とも2800万とも言われているユーザーを得ることができます。これは、急成長を続けるクラウドマーケットのトップに君臨している、AmazonWebServiceに対抗するのが可能なぐらいの数字なんだそうです。
元々、GitHubは開発者に愛されているツールです。開発者からの支持が欲しいMicrosoftとしては理に適ったことなのでしょう。

 

MicrosoftではVisual Studio Codeやフレームワーク.NET Coreなど、独自の開発者向けツールを提供しています。その中でもMicrosoft AzureはMicrosoftが提供しているクライドプラットフォームですが、GitHubとAzureを連携させるのではないかと考えられていますね。正直ここまで書いていて自分も混乱し始めてるんですが(そもそもMicrosoft Azureが何なのかすら知らない)、この辺りがキモになるっぽいですね。自社サービスとGitHubを連携させることで、更なる効率化とかユーザーの獲得に繋げるとか、そういうことなんでしょうね。

 

 

 

買収されたらユーザーに影響はあるのか?

とはいえ、GitHubのユーザーからは今回の買収、よく思われていない部分もある模様。

 

詳しいことはわかりませんが、私もWebサイト制作に携わるものとして気持ちはわからないでもないのです。なにせ、Microsoftは、InternetExplorer6を開発した会社でもあるからです。

 

普通にInternetExplorerを使用していた方々には「何が問題なの?」と思われるでしょう。あの当時はブラウザのシェアの殆どをInternetExplorer6が占めていたのですが、このIE6というブラウザはめちゃくちゃバグが多かったのです!!ちょうどサイト制作にCSSを使用するのが主流になり始めた頃だったのですが、IE6独自のバグで表示されない事も多く…それを更にバグを使って対処するという方法がまかり通ってました。この辺りは涙なしには語れません。

 

さらに、ジョークイベントではありましたが「InternetExplorer6」のお葬式が開催されたほどです。なんとそのお葬式にMicrosoftも献花していたという話ですから、当のMicrosoftさえバグが多いIE6が普及している現状に手を焼いていたようですね…。

 

まぁ、そんなインターネット老人の昔話はよいのです。

 

つまり何が言いたいかというと、開発者の頭を抱えさせてきた「InternetExplorer6」を開発した会社が、開発者に愛されているGitHubを買収したということは、GitHubが改悪されてしまうのではないかと考えるということは想像に難くないのです。実際、それを見越してGitのプラットフォームを他のサービスに乗り換えようとする動きもあるようですね。Bitbucketなど、同様のサービスは他にもありますから。
そんな流れに対して、Microsoftは「以前の私たちとは違う!」と声を上げているようですね。GitHubのサービスも独立性を保っていくと強調しているようです。これが狼少年にならず、より良いものになっていくことを楽しみしています!

 

 

 

まとめ

まぁ、まだまだ未知の部分が多い今回の買収。

 

今後サービスを利用していくにあたり、変っていく部分があるのかないのか、Microsoft製品との連携があるのかないのか。これからもいちサイト制作者として、注目していきたいと思います。

 

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